「プロフェッショナルセールスマン」という題名が示すとおり、
本書はセールスを極めた1人の男の伝記です。
少しでもいいから自分を高めよう、明日は今日よりいい日にしようと思える、
心に響く1冊です。

主人公の男は甲州賢（こうしゅうまさる）さん。
猛者ぞろいのプルデンシャル生命のなかでも、「伝説の営業」と呼ばれ、
亡くなった今も尊敬され続ける人物です。

本書は周囲の人物へのインタビュー集という形をとっているので、
本人の自伝よりも説得力があります。
「本気で頑張る」というのはどういうことなのかが、
「これでもか！」というくらい分かる本です。

自分の頭で考え・行動する・結果を評価するという、
「当たり前」のことを「毎日本気で」顧客基準で徹底した甲州賢さん。

お客様の目線で考え、行動しなければ、お客様の心は動かない。
これから、自分が他者の心に触れるために何ができるのか、
どんな思いで仕事に向かえば良いのか、考えるきっかけになる1冊です。