今ではすっかり日本人の食文化のひとつとして定着した
マクドナルドのハンバーガー。
日本マクドナルドの歴史は、
今から41年前にさかのぼります。
新しい食文化 ファーストフードに着目した藤田さんは、
アメリカマクドナルドのフランチャイズ権を獲得。
第1号店を銀座三越の一角に誕生させます。
そのお店が、
出店資金3,000万円を最初の1ヶ月で回収する大盛況となり、
その後、マクドナルドは日本全国に進出していったのです。
今回はそんな日本マクドナルドの創業者・藤田さんから
営業マンに通じるセールスマインドを学んでいきたいと思います。
藤田さんの人生は
まさに“商売一筋”といえるものでした。
大学時代に英語の通訳のアルバイトをし、
その経験を活かして、
在学中に輸入雑貨販売店「藤田商店」を設立します。
そして45歳で、大会社と競合しながらも、
英語力と人柄でマクドナルドのフランチャイズ権を獲得、
銀座出店1年後には、
ハンバーガーショップ1店舗1か月売上の世界記録を更新。
そして10年後には我が国の外食産業トップにのぼりつめ、
デフレとなった90年代以降は、
「バリュー戦略」や「平日半額バーガー」によって、
日本外食産業界に価格破壊ブームを巻き起こします。
やがてトイザらス、レンタルビデオチェーンの経営にも着手し、
ファミリー向けの健全な娯楽サービスも展開していきました。
カリスマ経営者と呼ばれるようになる藤田さんですが、
実は、業界の親睦団体などには参加しなかったそうです。
理由は、「そんなことをしても儲からないから」。
「当事者意識」を信条とする藤田さんにとっては、
よその経営者と情報交換するよりも、
自ら店舗を回って、消費者のニーズを知り、
現場の社員と交流することのほうが重要だったのです。
そんな藤田さんらしさがよく現れているのが、
“移動時間の使い方”かもしれません。
たとえば、
電車の中では気軽に隣席の乗客に声をかけ、
タクシーに乗ったら必ず運転手と会話をしたそうです。
そして知らないことを聞いたら、
すぐにメモを取る。
また、相手から情報を引き出すためには、
自分の知っていることであっても敢えてメモしていたそうです。
そうして情報収集をしながら、
初対面の人と関係性を築く力を磨いてもいたのです。
移動時間という隙間時間も、
藤田さんにとっては
ビジネスのための、有意義な時間だったのです。
営業マンにとって、
人と関係性を築く力は非常に大切なものです。
初対面であっても、
壁を感じさせない人は
お客様のニーズを自然に引き出すことができるのではないでしょうか。
そして、
その力を磨くチャンスは
意識の持ち方次第で、どこにでも転がっています。
藤田さんのように
「移動時間を最大限有効活用するにはどうしたら良いか」と
日頃から考えることで
トップセールスとなるための気づきや学びが
意外なところからもたらされるかもしれません。
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